療育って何?

 

児童発達支援の役割

発達支援
お子さんが将来の生活や社会生活をスムーズに送れるように、健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性の5つの領域で、発達段階や特性に応じたオーダーメイドの支援を行います。

家族支援
お子さんとご家族が安定した関係を築けるように、家族のニーズや課題を理解し、家庭での生活が安定するよう支援し、保護者の相談や情報提供なども行います。

地域支援
地域全体でお子さんを支える体制を整えるために、保育所、医療機関、福祉サービスなどの関係機関と連携し、地域全体でお子さんとご家族を支える仕組みを作ります。

 

児童発達支援の基本的な考え方


こどもの成長を支える
乳幼児期は非常に重要な時期であり、お子さんの発達段階や特性に配慮して、充実した毎日を過ごせるように支援します。

継続的な支援
お子さんの障害に気づいた段階から将来を見据え、日常生活や社会生活がスムーズに送れるように継続的に支援し、自尊心や主体性を育てることも大切にします。

包括的な支援
お子さんやご家族を中心に据え、地域の事業所や関係機関と連携しながら、包括的な支援を行います。

具体的な支援方法

個別支援
お子さんの特性や発達段階に応じて、個別の支援計画を立て、一対一の支援を行います。

集団支援
小グループでの活動を通じて、お子さん同士の関係づくりや社会性を育てます。

遊びを通じた支援
お子さんの成長を促すために、遊びを通じて感性や表現力、創造性を育てます。

家族への支援
保護者の状況や意向を理解し、親子関係や家庭生活に配慮しながら、適切に援助しますので、保護者の皆様が安心して支援を受けられるようにします。

地域との連携
地域の関係機関と日常的に連携し、多機関・多職種連携でお子さんやご家族を支え、地域全体でお子さんを見守り、支える体制を整えます。

療育で取り組む5つの領域

健康・生活
お子さんの健康状態の維持・改善、生活リズムや生活習慣の形成、基本的生活スキルの獲得を目指します。

運動・感覚
お子さんの姿勢と運動・動作の向上、感覚の総合的な活用を目指します。

認知・行動
お子さんの認知の発達と行動の習得、空間・時間・数などの概念形成の習得、適切な行動の習得を目指します。

言語・コミュニケーション
お子さんの言語の形成と活用、コミュニケーション能力の向上を目指します。

人間関係・社会性
お子さんの他者との関わりの形成、自己の理解と行動の調整、仲間づくりと集団への参加を目指します。

最後に


2024年4月から、これらの5つの領域を網羅した支援プログラムの提供が義務付けられましたので、療育事業所を選ぶ際には、これらの領域への支援がどのように行われているかを確認することをお勧めします。