当会のあゆみ

『子どもたちのために良い活動を』

平成9年に、当会の前身である「自閉症児を持つ母親の会」ができた頃は、岡山には自閉症児のための社会資源はほとんどありませんでした。自閉症児を持つ母親たちが5人集まって、同じ仲間を求めて、子どもたちのために良いと思えることなら少々の無理はしてでも実現させたいと願い「この指とまれ!」と手を挙げたとき、アッという間に岡山県内からたくさんのお母さんたちが集まりました。

『ないものは自分たちで創っていこう!』

それまでは、自閉症といっても、理解されない世間の中で、「お母さんの育て方が悪いせい」「しつけがなってない」などと誤解されて、一人責められていたお母さんたちが、なんと多かったことでしょう。まずは集まって「一人じゃないよ」とわかったお母さんたちが、次に行ったのは「ないものは自分たちで創っていこう!」という行動でした。
社会資源の少なさを嘆いている間にも、子どもたちの成長は待ってくれません。行政や既存の団体からの支援をただ待っているよりは、まず自分たちで作っていこうという思いでした。幸い、会には大勢のお母さんたちがいます。おかげで、「この指とまれ!」と誰かが手を挙げた企画には、すぐに同じ思いのお母さんが応えてくれ、それぞれの企画が実現できてきました。
こうしてできあがったのがスイミングスクールに入れてもらえなかった子どもたちのための「水泳教室」であり、スポーツ少年団から断られた子どもたちのための「サッカークラブ」、自閉症の中でも数の少ない女の子のための「クローバーの会」などでした。

『自閉症の特性を理解した療育を目指して』

やがて余暇だけでなく、「自閉症の特性を理解してくれる療育機関が見つからない」という声に応えて、自閉症児の療育も始めました。そして会ができて20年、今では社会人となった子どもたちが、生まれ育った地域で普通に暮らしていけるようにとグループホームも作りました。生涯何らかの形で支援を必要とする自閉症児・者たちです。会の活動はこれからも発展形です。

『広がる理解と応援の輪』

学校や園の先生、親戚や近所の方、会報を読んでいただいた見ず知らずの方まで、応援していただける賛助会員の方が倍以上、350名もいらっしゃいます。これだけ理解の輪が広がったということは、これからの子どもたちの人生においても大きな力となることでしょう。私たちのこれまで行ってきた地道な歩みが、共感を呼んでの賛助会員の数だと思います。これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。

『シンボルに込めた想い』

当会の発足当時、正会員だった有志の方がデザインして下さったシンボル。
このシンボルには「親子の幸せを丁寧に育んでいく」という想いが込められています。
会員の方、ご利用者の方、皆様方の想いを受け止め、子どもたちがより幸せな生活を送れるよう、活動を行っていきます。